トンボのイチ蝉夏は燃ゆ場面

夏休みと言えば子供の頃に行ったことを思い出す。中でも蝉取りやアマガエル取り、トンボ取りなどの昆虫採集は30年経った今でも忘れない。アマガエルなんかは畑の通り道にいくらでもいたので両手を使って取るだけなのでとても簡単だった。
難しいのはセミとトンボだ。セミは子供にとっては高い位置にいるのが難儀だ。1mはあるであろう虫取り網を使ってもセミが停まっている高さまで網を伸ばすのが大変なのだ。
捕まえる事自体は難しくない。なぜならセミは相当なことがない限り動かないからだ。高いところにいる、これがセミを捕まえるのに難しいことなのだ。
さて、セミよりも捕獲に難しいのがトンボである。彼らの旋回能力は人間のテクノロジーでは現在作れないという。あれだけのスピードを出す機械は作れるが、あれだけのスピードから急に止まるというのは人間には作り出せない。(数年前の話であって、もしかしたらドローンはそれができるのか?)
少なくとも私が子供だった頃にトンボを捕まえることは難しかった。よく指を回してトンボの目を回すなんて捕獲方法を聞いたが、あんなものは嘘だ。
そんな漫画みたいなことはない。奴らは一流のパイロットなのだ。急旋回のプロなのだ。
目の前に挑発的に現れては急旋回と急停止を繰り返し、捕まられるものなら捕まえて見ろと散々振り回した挙句、やつらは夏空に消えていく。その後ろ姿を見送った夏のイチ場面が今でも目に焼き付いているのだ。出会い系 藤沢